2010年5月アーカイブ

宮崎県で口蹄疫が多発している問題で、農林水産省と県は22日未明、国の特例措置で同県西都(さいと)市に避難していた「宮崎牛」のエース級種牛6頭のうち、最も精子供給量の多いスーパー種牛「忠富士(ただふじ)」が感染している疑いが強いと発表しました。22日以降に殺処分されます。家畜伝染病予防法は、同じ農場の家畜の殺処分を義務付けていますが、県は国と協議して、残る5頭については経過観察措置とした。

忠富士など6頭は、県畜産改良事業団(同県高鍋町)が人工授精用に生産する冷凍精液の主力牛。年間15万本のうち6頭で全体の約9割を賄っていた。特に忠富士は、最大量の年間3万7900本の冷凍精液を供給。

事業団では6頭を避難させた2日後の15日に感染が確認され、次代を担う種牛や、引退した「安平」など49頭を含む308頭が殺処分されます。

県の畜産再興を担う6頭のうち、スーパー種牛を失うことに関係者には衝撃と落胆が広がりました。

県庁で会見した高島俊一・県農政水産部長は「事業団にいる時に感染した可能性が高い。県畜産界のエースを失った。大変申し訳ない」と陳謝しました。

2010年5月

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